2020/12/01
冬支度
こんにちは。
めっきり寒くなり、気がつけば今日から12月
冬が大嫌いな日山です。
本日は、インスタでもチラッとお話ししていたヒートショックについてお話ししたいと思います。
冬になるとよく耳にするヒートショック。
そしてSNS上ではハウスメーカーがこぞってヒートショックを警鐘している。
何故でしょうか?
それは家庭内事故だからです。
家庭内事故の中でも、死亡率が断トツに高いのがこのヒートショック。
基礎疾患を持っている、高齢などという条件次第では死に直結する怖い事故となります。
家を提供する私たちにとっては、間取りや設備の観点からこのヒートショックを意識した提案が必要になってきます。
しかし、お客様自身がその意識を持っていなければ実現できず、ヒートショックの回避はできません。
現在新築を建築中のお客様は比較的年齢層も低く、今すぐの対策は必要ないかもしれません。
では、数十年先の自分達のこと、または高齢のご家族との同居予定などを考えた時はどうでしょうか。
築年数の経過した家に、高齢の両親だけで居住している場合もそうです。
このようにさまざまな状況をふまえると、ほとんどの方にそのリスクは付きまとっており、決して軽視できない問題ということになります
前置きが長くなりましたが、まずは知っていただく!
発生機序について です。
ヒートショックとは
寒暖差(温度差)によって起きる身体へのショックです。
単に入浴中に起こる事故ということではありません。
身体の露出が多い入浴中に起こりやすい。すなわち温度差が生じやすい場所が浴室ということです。
廊下やトイレ、玄関でも温度差が大きければ同じようにリスクはあります。
そしてその温度差によって血管が縮み、血液が流れにくくなる(負荷がかかるため血圧が高くなる)のです。
入浴中に関しては、
ブルブルしながら(血管縮んでいる高血圧状態)から湯に浸かる
↓
温かい湯に浸かると(血管は拡張し低血圧状態)になる
↓
血圧の大きな変動が起きている
という機序です。
ここで気づいた方は素晴らしい
そうです。私たちも経験している入浴時のブルブルの段階で、もうすでにヒートショックを起こしているということになります。
健康で若い方ならそれに耐えられるのですが、前述したように基礎疾患(高血圧・糖尿病など)のある方、それに伴ってすでに動脈硬化や脂質異常症が進行している高齢者の方は、致命的な不整脈や脳血管障害を起こしやすくなってしまいます。
ここまで読むととても怖いことと気付きますね。
では、
何ができるか
簡単に言うと、家の中での大幅な温度差をなくす。
これだけです。具体的な対策はインターネットでたくさん紹介されているので、意識が高まった方はきっと検索していることでしょう。
自分や家族を守るため、自分達のこととして知識を増やして欲しいと思っています。
間取りを考える場合もぜひ参考にしていただきたいです。
ヒートショック対策として私たちハウスメーカーのできることは限られています。
浴室暖房の標準化や断熱や気密などを考慮した家の高性能化はできても、間取りの提案(注文住宅ですので、1番は施主様の要望)に関しては標準化は難しいのです。
例えば北海道のような寒冷地ではすでに普及している二重サッシや外断熱などの施しは、温暖な四国地方ではほとんど普及しておらず、家全体を暖めるというよりは、その部屋のみを暖めるという意識があるのも一因です。
愛媛県は温暖とは言っても山林と市街地との温度差がかなりあり、ヒートショックによる死亡率は全国平均でも高い県です。
北海道より発生率が高いということは、やはり意識の違いだと思います。
熱中症のお話しの際にも再認識した意識づけ。
災害も、季節的に流行する感染症も全てが 自分の身は自分で守る。です。
大切な家でいつまでも快適に過ごしていただきたいという思いから本日のお話しとなりましたが、
ヒートショックに関してはこれからも冬が来る度、こうした場所で発信していきたいと考えています。
寒さが大嫌いな私にしかできないと勝手に思っています。
飽きずに読んでいただけると嬉しいです
この記事を書いた人

